USJの秋の風物詩「ゾンビ・デ・ダンス」は、毎年話題のアーティストとタッグを組んでテーマソングを発表し、ゲストを“踊り狂う夜”へと誘ってきました。
2025年はKing Gnuの『SO BAD』がテーマ曲に決定。
この記事では、過去のコラボ楽曲と比較しながら、King Gnuの楽曲がどのように異彩を放っているのかを徹底分析します。
記事のポイント
- ゾンビ・デ・ダンスは毎年異なるテーマ曲で演出が刷新される
- 過去にはAdo、HYDE、倖田來未などが起用された
- King Gnuの『SO BAD』は異色の”哲学的ダークサウンド”
- ダンスだけでなく“世界観没入型演出”として進化
目次
ゾンビ・デ・ダンス×歴代アーティストの系譜

これまでUSJでは以下のようなアーティストがテーマ曲を提供してきました:
年度 | アーティスト | 楽曲名 | 特徴 |
---|---|---|---|
2023 | Ado | 唱 | ボーカロイド調×中毒的な振付 |
2022 | HYDE | DEFEAT | 重厚なロック×ゴシックホラー演出 |
2021 | 倖田來未 | Killer monsteR | ダンサブルで妖艶、セクシーゾンビ演出 |
2020 | 乃木坂46 | Route 246 | 爽やかなダンスとホラー演出の融合(※中止年) |
2025 | King Gnu | SO BAD | 哲学的×変拍子のリズム、映像美に特化 |
『SO BAD』はなぜ異彩を放つのか?
King Gnuの『SO BAD』は、これまでのUSJテーマ曲と大きく異なる点があります。
音楽性の特徴
- 変則的なリズムと浮遊感のあるコード進行
- 重厚なビートと哲学的な歌詞世界
- ポップでもアイドル調でもない“異端な存在”
演出面の期待
- ゾンビ・デ・ダンスの演出も映像美重視になる可能性
- スモークや照明と同期した“没入演出”が展開されると予想
過去曲との演出比較
アーティスト | 楽曲のテンポ | ゾンビ演出の傾向 | ゲスト参加型要素 |
---|---|---|---|
Ado | 速め | フラッシュ×奇抜ダンス | TikTok振付と連動 |
HYDE | やや遅め | ダークでドラマチック | ショー観賞型が強め |
倖田來未 | 中速 | セクシー×スタイリッシュ | ゲストとのアイコンタクト型 |
King Gnu | 中〜低速 | 暗黒幻想×変則構成 | 自由参加型+没入型の融合 |
King GnuはUSJの演出に何をもたらす?
King Gnuはこれまで、ライブやMVで“世界観”を徹底的に作り込むスタイルで知られています。
『SO BAD』も例外ではなく、USJの「ゾンビ・デ・ダンス」を“単なるゾンビショー”ではなく、“アートパフォーマンス”として昇華させる可能性が高いです。
- 演出の深化:映像、音、照明、衣装が一体化した芸術的構成に期待
- 参加型の再構築:ゲストも単なるダンサーでなく、演出の一部となる演出導線があるかも
USJファンのリアクションと評価は?
『SO BAD』がUSJのゾンビ・デ・ダンスのテーマ曲として発表された直後、SNSでは多くの反応が見られました。
SNS上の主な反応
- 「これはUSJ行くしかない」
- 「ゾンビ・デ・ダンスにKing Gnuとかセンスありすぎ」
- 「哲学的な歌詞がゾンビイベントと合うの?」という驚きの声も
これまでのUSJハロウィーンは、J-POPやアニソン寄りのキャッチーな楽曲が中心でした。
過去ファン層との比較
- アイドルファンや若年層中心だった過去の傾向に対し、今回は20〜30代の音楽ファンも巻き込む形に
- USJ×音楽イベントが“踊って楽しむ”から“演出に浸る”方向へと変化しつつある兆しも
ロックや哲学的表現が主体のKing Gnuの音楽が、USJというエンタメ空間でどこまで浸透するのか——その化学反応にも期待が寄せられています。
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まとめ
これまでの「ゾンビ・デ・ダンス」が持っていたポップでエネルギッシュな側面に加え、2025年はKing Gnuの手によってより内省的で没入型の体験へと変化する可能性があります。
『SO BAD』がテーマ曲となる今年のUSJは、従来とは一線を画す“哲学的ホラーエンタメ”の幕開けかもしれません。
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