2025年7月26日・27日、横浜・山下ふ頭で開催されたMrs. GREEN APPLEの野外ライブ「Fes × Fes × Fes」。
その余韻は観客だけでなく、周囲の住民にも届いていました。問題になったのは、音楽としてではなく“ドンドン”という重低音が住宅まで響いてきたという点。
SNSでは「家の中でも聞こえる」「テレビの音が聞こえない」といった報告が多発。この記事では、実際にどの地域で音が聞こえたのか、エリア別に情報を整理してまとめます。
記事のポイント
- 音漏れ被害が報告された地域をSNSベースで可視化
- 音が届いたエリアの傾向(距離・方角)を分析
- 実際の録音や投稿内容から見る“聞こえ方”の違い
- 今後の参考として、音漏れ想定エリアを予測
目次
音が届いたとされる主な地域一覧
SNSで「ミセスの騒音が聞こえた」とされる投稿をもとに、以下の地域で報告が確認されました。
神奈川県
- 横浜市中区:会場周辺のため当然
- 横浜市西区:音の余波がビルを通して到達
- 鶴見区:住宅地の多いエリアで「家の中までドンドンと響く」
- 川崎市川崎区:直線距離で10km以上離れていても音が届いた
- 川崎市幸区:一部の投稿で「窓を閉めても低音が響く」との報告
東京都
- 大田区(蒲田・大森):SNS上に大量のピンが立ち、「めちゃくちゃ聞こえる」との声多数
- 品川区:一部エリアで「遠くでドンドンと聞こえた」と報告
- 目黒区:極めて少数だが「微かに聞こえた」という声も
画像投稿アプリ「Yahoo!リアルタイム」の位置情報付きレポートでも、蒲田・大森・東六郷周辺にかけて投稿が集中しており、音が川崎を越えて東京都内にまで及んだことが明確に分かります。
音の“質”と距離別の印象の違い
近距離(~5km圏)
- 音楽そのもの(曲・歌声)も聞こえる
- 音量が大きく、建物の中まで振動
中距離(5〜10km)
- 曲や歌詞は聞き取れないが、「ドンドン」という低音だけが響く
- 住宅街では窓を閉めていても振動音が聞こえるケースも
遠距離(10km以上)
- 非常に弱いが「低音のうなり」だけ感じたとの声
- 騒音というより“異音”に近い印象を持った人も
SNS上で注目された代表的な投稿
- 「鶴見区。テレビの音が聞こえないくらいドンドン鳴ってる」
- 「川崎市だけど、ドドドと振動が来る感じ。音楽ではない」
- 「蒲田駅前で音が響いてる。まさかミセスとは思わなかった」
- 「ミセスの騒音おもろすぎる。20km先に届くなら現地の鼓膜心配」
- 「7月27日(日)20:12 ミセス、めちゃくちゃ聞こえる」
- 「昨日よりミセス音漏れすごい」「ガチ頭痛してきた‼」
これらの投稿から、音が単なる「BGM」ではなく、日常生活に影響を及ぼすレベルだったことが分かります。
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まとめ:音漏れは“範囲”だけでなく“質”も課題
今回のライブ音漏れで注目されたのは、その範囲だけでなく、「音質(特に重低音)」が生活を侵害するレベルだったという点です。
特に住宅地の多い鶴見区や蒲田エリアでは、音楽イベントとしての“楽しさ”が騒音トラブルとして捉えられ、今後の運営側にとっても貴重な教訓となるでしょう。
イベント主催者は今後、会場選びとスピーカー配置、さらに風向きや音響対策への配慮を徹底する必要があります。
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