アイドルイベントに潜む“壊し屋”とは?ファン文化を壊す存在の実態と対策例

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2024年6月、FRUITS ZIPPERが出演したJRA主催のイベントで、一部の観客による迷惑行為がSNSで拡散され、運営が「全イベント出禁も視野」とする異例の警告を発表しました。

こうしたトラブルの背景には、“壊し屋”と呼ばれる一部の過激ファンの存在があります。

彼らは誰なのか?なぜ現れるのか?その実態と各グループが講じてきた対策を振り返ります。

記事のポイント
  • “壊し屋”とは、アイドルイベントで秩序を乱し、他ファンやメンバーに悪影響を与える存在
  • FRUITS ZIPPER以外のグループでも過去にたびたび問題化
  • ファン文化の健全性を守るために取られてきた対策とは
  • 今後の現場運営に必要な仕組みや意識とは
目次

“壊し屋”とはどんな存在か?

“壊し屋”とは、ライブや特典会などアイドルイベントの場で、暴力・暴言・占拠・強引な最前管理などを行い、秩序を乱すファンを指す俗語です。

壊し屋の特徴
  • 周囲を威嚇しながら無理やり最前列を確保(=最前管理)
  • 周囲とトラブルを起こすことでイベントの雰囲気を壊す
  • 運営スタッフや警備員の指示を無視する
  • SNSでの自己顕示欲が強く、迷惑行為も“武勇伝”として投稿

特に地方遠征イベントや、屋外イベント、警備が薄い現場でその傾向が顕著です。

過去に起きた“壊し屋”関連の事例

年月アーティスト場所概要
2022年7月≠ME(ノイミー)都内CDリリースイベントファン同士の暴力沙汰が発生し、イベントが一時中断
2023年3月BiSHフリーライブジャンプ禁止を無視し、警備と衝突するファンが続出
2024年6月FRUITS ZIPPER東京競馬場“壊し屋”と呼ばれる集団による騒動がSNSで炎上

いずれも“注意喚起”や“謝罪文”は出されるものの、実際の排除まで至った例は少ないのが現状です。

対策例:どのような方法が取られてきたか?

各グループや主催者が講じてきた対策には以下のようなものがあります。

  • 本人確認制チケット導入(顔写真+身分証確認)
  • ファンクラブ限定イベントに絞る(信頼あるファン層で開催)
  • 映像監視・通報システムの設置(スタッフによる逐次対応)
  • スタッフ増員とプロ警備会社の導入

しかし、抜け道や“名義借り”もあり、完全な防止には至っていません。

今後、現場運営が取るべきアプローチとは?

壊し屋対策には「運営」「ファン」「技術」それぞれの協力が欠かせません。

  • 運営側の毅然とした対応(警察通報・出禁措置の実行)
  • ファン同士のモラル共有と注意喚起(SNS含む)
  • 顔認証・会場内監視強化・リスト管理の徹底

また、運営がメンバーを守る姿勢を明確にすることで、ファンの信頼も強まります。

まとめ

“壊し屋”という存在は、アイドル文化にとって深刻な脅威です。

しかし、彼らの行動を許さないという意思を運営が明示し、ファンと共にイベントを守る意識を高めていくことが、何よりの防止策です。

FRUITS ZIPPERの対応が一石を投じるきっかけとなり、業界全体の健全化に繋がることを願います。

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