2025年6月8日、東京競馬場で開催されたJRA主催のイベントに出演した人気アイドルグループ・FRUITS ZIPPER(フルーツジッパー)ですが、その場で一部ファンによる迷惑行為が発生しました。
翌9日、公式X(旧Twitter)を通じて、運営側が異例とも言える強い警告を発表しました。
「今後すべてのイベントへの出禁」も辞さないという強硬姿勢に、ファンの間では驚きと賛否の声が飛び交っています。
- FRUITS ZIPPER運営が迷惑行為に対し「全イベント出禁」の可能性を表明
- 問題の動画がSNSで拡散、“壊し屋”の存在が波紋を呼ぶ
- 同様の迷惑行為は過去のアイドルイベントでも繰り返されてきた
- 今後は本人確認や警備強化など、運営側の対応が注目される
運営が発表した「観覧マナーに関する案内」の全文

今回の問題を受け、FRUITS ZIPPER公式は以下のようなマナーガイドを掲載しました。
そこには具体的な禁止行為が列挙され、違反者には厳正な措置が取られることが明記されています。
- 他のお客様への迷惑行為、不適切な発言・行動
- 過度なジャンプ行為
- 笛・口笛・タイミングを外したコール、大声など
- 係員・スタッフの指示に従わない行為
これに加えて「確認された場合はご退場、今後すべてのイベント入場をお断りする可能性がある」と明言されています。
SNSで拡散された“壊し屋”動画の衝撃
迷惑行為の中でも特に問題視されたのが、いわゆる「壊し屋」と呼ばれる集団による行為です。
彼らは最前列を無理やり確保する、過剰に暴れる、他ファンとのトラブルを起こすなどの行動で知られています。
実際に今回の競馬場イベントでは、柵の前で取っ組み合いのような場面が映された動画がSNSで拡散され、「競走馬が暴れる可能性もあった」との指摘もあり、JRA側の責任も問う声が出ています。
過去の類似事例:アイドル界の“壊し屋”問題
このような迷惑行為は、今回が初めてではありません。
過去には以下のような事例が発生しています。
年 | グループ名/会場 | 事例内容 |
---|---|---|
2023年 | =LOVE(イコールラブ) | 最前列を巡る押し合いや罵声が発生。警備員が複数出動。 |
2022年 | 某地下アイドル | 身内ノリが行き過ぎ、観客トラブルによりイベント中止。 |
2020年 | NMB48劇場 | 一部ファンがスタッフへ暴言を吐き、複数名が出禁に。 |
これらの事例からも分かるように、人気アイドルの現場では「熱意」が時に暴走し、応援文化そのものを破壊する危険性があります。
ファンからも運営の“実力行使”を望む声
SNSやコメント欄では
- 「警告だけでなく実行してほしい」
- 「本当に出禁にして」
- 「ボンズみたいなプロの警備を入れた方がいい」
など、運営への具体的対応を求める声が殺到しています。
中には「アイドルイベントは内輪だけで盛り上がる時代に戻ってしまうのでは」という懸念の声も見られました。
一方で、「ファン層が拡大すれば迷惑行為もつきもの」と冷静に受け止める意見もあり、運営とファンの信頼関係が試されている状況です。
今後どうなる?イベント運営の変化とファンの意識
今回の件を機に、以下のような変化が予想されます。
- 本人確認制イベント(顔写真・身分証)の普及
- イベント抽選の厳格化(複数応募対策など)
- 常駐型の警備体制の強化、外部業者の導入
- オンライン配信イベントの比重増加
まとめ
FRUITS ZIPPERの運営が出した今回の声明は、アイドルイベントのマナーに一石を投じるものとなりました。
人気が拡大すればファンの数も増え、トラブルの種も生まれます。
その中で、真剣に応援するファン、そしてパフォーマンスに命を懸けるメンバーたちのために、“健全な現場”を作ることは誰の責任か——。
これからのFRUITS ZIPPER、そしてアイドルイベント全体の在り方が問われているのです。
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