韓国の音楽番組で冠1位を獲得し、MAMA2025にも出演したことで一気に注目度が上がったADP。
しかし日本ではSNSでの投稿が少なく、「本当に人気なの？」「韓国ではどう評価されているの？」と疑問を持つファンも少なくありません。
そこでこの記事では、ADPが韓国でどれくらい人気なのか、日本で見かけにくい理由、そして今後どのように広がる可能性があるのかを分かりやすく解説します。
- 日本では“混成グループ＋大人メンバー”が刺さりにくくADPは認知が遅い
- 韓国ではK-POP層以外にもファンが広がり、知名度は新人としてはトップ級
- 地上波バラエティ出演・音源成績の強さが人気上昇の主要因
- 日韓で人気が伸びる理由が全く違う構造になっている
ADPは韓国で人気？日本で見かけないのはなぜ？
ADP（ALLDAY PROJECT）は、日本ではまだ“知る人ぞ知る新人”扱いですが、韓国ではすでに「今年もっとも勢いのある新人グループのひとつ」とされるほど存在感があります。
特に韓国では、K-POPに興味がない一般層にも浸透しており、音楽番組1位・Melonチャート上位・地上波バラエティ出演など、通常の新人とは比べものにならないほどの注目度を集めています。
一方、日本は “混成グループ”が受け入れられにくい土壌や、メンバーの年齢層がやや高めという点から、初期ファンダムの形成が韓国よりゆっくり進んでいる状況です。
日本でADPが見かけにくい理由
日本のSNSで「ADP関連の投稿が少ない」と感じるのは、いくつか明確な理由があります。
▶ 日本では“男女混成グループ”が伸びにくい文化
日本のK-POPファンダムは、
- ボーイズグループ専
- ガールズグループ専
の大きく2つに分かれることが多く、混成グループを追う層が極端に少ないという特徴があります。
混成は“推し方が分からない” “恋愛要素が気になる”など心理的ハードルがあり、応援文化として定着しにくいのも理由のひとつです。
▶ メンバーの年齢層が高めで、日本の若年層に刺さりにくい
日本でバズる新人は、TWS・RIIZE・ILLITのような10代〜20歳前後の若いグループが中心。
ADPは大人の魅力が強いため、初動のバズは控えめになりがちです。
▶ 日本向け露出がまだ少ない
- 日本語曲なし
- 日本デビュー未発表
- 日本向けバラエティ出演ほぼなし
そのため、日本の一般K-POP層に届く導線がまだ整っていません。
韓国でADPの人気が高い理由
日本とは対照的に、韓国ではADPの人気は新人としてはかなり高い水準にあります。理由を整理すると以下の通りです。
▶ 地上波の人気バラエティ番組に続々出演
韓国では、
- 놀라운 토요일（驚きの土曜日）
- Radio Star
- You Quiz on the Block
- 전지적 참견 시점（Point of Omniscient Interfere）
など、一般視聴者が多いバラエティ番組に多々出演しています。
これにより、K-POPファン以外の層にも一気に名前が広がったのが大きいポイント。
▶ Melonチャート1位という“国民的認知”レベルの成績
さらに、音楽番組「M COUNTDOWN」でデビュー10日での1位獲得など、実績面でも抜群の初速を見せています。
▶ 一般層に刺さる“大人の魅力”
韓国では近年、
- 落ち着いたキャラクター
- トーク力
- 品のあるビジュアル
といった“アイドル性以外の魅力”への評価が高く、ADPはこれと非常に相性が良いです。
▶ 音楽性がK-POP色より“洋楽寄り”
日韓でADPの人気が違う理由をまとめると？
| 日本 | 韓国 | |
|---|---|---|
| グループ構成 | 混成が受け入れられにくい | 特にハンデにならない |
| 年齢層 | 若さ重視の市場 | 大人アイドルも人気が出やすい |
| 露出 | 日本向け展開が少ない | バラエティ出演で一般層に浸透 |
| 曲の受け入れ | K-POP寄りの曲が強い | 洋楽系サウンドへのニーズが高い |
→ ADPは韓国の市場構造に非常に合っている一方、日本では市場との相性がまだ良くない段階。
ADPはなぜ“非K-POP層”に刺さったのか？韓国での支持層の特徴
ADPが韓国で急速に注目された理由のひとつが、K-POPオタク以外の層から強い支持を受けていることです。
地上波バラエティの視聴者層は20代後半〜40代が中心で、アイドルに詳しくない人も多いですが、
その層にADPの“落ち着いた雰囲気”“話し方の柔らかさ”“大人っぽいビジュアル”が刺さりました。
他にも、
- 洋楽寄りの曲調がライト層に届きやすい
- メンバーのコメント力が高く、テレビ向き
- 競争番組出身ではないためストーリー消費に依存しない
など、従来のK-POPの枠とは違った魅力が一般層の心をつかんでいます。
ADPが日本で流行るなら“どの層”に刺さる？ターゲット分析
現状、日本では認知がゆっくり広がっている最中ですが、今後伸びるとすれば次の層が中心になりそうです。
▶ 20代〜30代の女性（韓国ドラマ視聴層）
“大人の魅力”“落ち着いたグループ感”は韓ドラ好きと相性が良く、既にSNSでも同様の声が出ています。
▶ 洋楽・R&B好きの層
ADPの音楽性はK-POP色よりもグローバルポップ寄りで、通常のK-POP推し以外にも届きやすい特徴があります。
▶ 混成グループに抵抗のないライト層
一般視聴者がテレビをきっかけにハマりやすい構造は、日本でも起こり得る流れです。
メンバー個々の人気傾向（日韓の違いを比較）
ADPは混成グループのため、男女それぞれの“推され方”が異なり、日韓で人気の出方にも違いがあります。
▶ 韓国で人気が出やすいメンバーの特徴
- バラエティで話題になったメンバー
- インタビューで好印象だったメンバー
- 大人の落ち着いたキャラクターを持つ人
▶ 日本で人気が出やすいメンバーの特徴
- ビジュアルが日本ウケしやすいメンバー
- TikTokで短尺動画がバズりやすいタイプ
- ストーリー性（経歴・キャラ）が分かりやすいメンバー
ADPは全体の完成度が高く、どのメンバーも魅力がありますが、どの国でどのメンバーが伸びるかは“媒体の相性”に左右されやすいという特徴があります。
まとめ
ADPは日本ではまだ大きく目立っていませんが、韓国ではすでに一般層にまで浸透しつつある注目の新人グループです。
日本では“混成グループ文化の弱さ”や“露出不足”により伸びにくい部分があるものの、活動が本格化すれば人気は十分広がる素地があります。
韓国での評価はすでに高く、賞レース受賞やテレビ出演も豊富なことから、今後のグローバル展開次第で日本での注目度も大きく変わる可能性があります。
「今のうちに応援していると、一番最初のファンダムを作る立役者になれる」というワクワクするタイミングでもあります。
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